放下(ほうげ)

先般、柏崎産業文化会館にて、作家・ジャーナリストの横村出(いずる)さんの講演会がありました。
横村さんは、小説「放下・佐橋ノ荘」の作者で、ここ柏崎出身の方です。私と同じ苗字なので、よくお寺さんに「親戚なの?」と聞かれますが、おそらく違うようです。横村さんは、大洲小学校、第三中学校、柏崎高校を卒業されたとのことで、高校は同じなので先輩でした。

放下とは、捨てる、執着を断ち切る、という意味で、雪かきを雪ほげとも言いますが、そのほげは、この放下が由来だそうです。また、佐橋ノ荘の佐橋(さはし)がなまって、鯖石(さばいし)になったそうです。どちらも、初めて聞きました・・・

およそ90分の講演でしたが、小説の登場人物や時代背景などを分かりやすくお話しして下さいました。
上杉謙信、直江兼続、星野藤兵衛、良寛や貞心尼など、小説には出てきませんが、新潟県や柏崎市にゆかりのある人物がこの小説に多大な影響を与えたそうです。
講演会の最後には、桜井市長も登壇し感謝のことばを述べられました。終了後には、ステージにて横村さんが直接小説本にサインをしてくれるということで、大勢の方が並ばれていました。
私は、表紙の「放下」という筆文字が気に入っています。こんな風に書けたらいいですよねー

関連HP
https://trip-kamakura.com/article/13081.html

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